步兵(보병)의 本領(본령)

歌詞(가사)^[2]

1.

萬朶(ばんだ)の櫻(さくら)か襟の色　花(はな)は吉野(よしの)に嵐吹く　

大和男子(やまとをとこ)と生(うまれ)なば　散兵線(さんへいせん)の花と散れ

2.

尺餘(しやくよ)之(の)銃(つゝ)は武器竝ず　寸餘(すんよ)之(の)劍(けん)何(なに)かせん　

知らずや此(ここ)に二千年(にせんねん)　鍛へ鍛へし大和魂(やまとだま)

3.

軍旗(ぐんき)守(まもる)武士(ものゝふ)は　總(すべ)て其(その)數(すう)二十萬(にじふまん)

八十餘ヶ所(はちじふよがしよ)に屯(たむろ)して　武裝(ぶそう)は解(と)かじ夢(ゆめ)にだも

4.

千里東西(せんりとうざい)波(なみ)越(こ)へて　我に仇なす國あらば　

港(みなと)を出てん輸送船(ゆそうせん)　暫し守れや海の人

5.

敵地に一步(いほ)我れ踏めば　軍(いくさ)の主兵は茲(ここ)に在(あり)　

最後の決は我任務　騎兵砲兵(きへいほうへい)協同(けふどう)せよ

6.

亞耳伯士(アルプス)山(やま)を踏破せし　歷史(れきし)は古く雪白(ゆきしろ)し　

奉天(ホウテン)戰(ぜん)の働(はたらき)は　日本(につぽん)步兵(ほへい)の華(はな)と知(し)れ

7.

攜帶口糧(けいたいこうりやう)在(あ)るならば　徒步(とほ)く離(はなれ)て三日四日(みかよつか)

曠野千里(くわうやせんり)に渡(わたる)共(とも)　散兵線(さんへいせん)に秩序(ちつじよ)存(あり)

6.

退く理(ことは)我知(われし)らず　見(み)よや步兵(ほへい)の操典(さうてん)を　

步兵(ほへい)の戰(ぜん)は射擊にて　敵を怯(ひる)ませ其隙に

7.

前進前進又前進(ぜんしんぜんしんまたぜんしん)　肉彈(にくだん)と獨(どく)所(ところ)迄(まで)　

我(わが)一軍いちぐん()の勝敗(しようはい)は　突擊最後(とつかんさいご)の數分時(すうふんじ)

8.

步兵(ほへい)の本領(ほうりやう)茲(こゝ)に在(あり)　嗚呼勇(あゝいさま)しの我(わが)兵科(へいか)　

會心(ゑしん)の友(とも)よ然(さ)らばいざ　共(とも)に勵(はげ)まん我(わが)任務(じんむ)